お盆やお正月、あるいは連休。久しぶりに実家に帰省したとき、ご両親は元気に迎えてくれましたか?「腰が痛いとは言うけれど、自分の身の回りのことはできているし、うちの親はまだ大丈夫」そう安心している方も多いかもしれません。しかし、その「まだ大丈夫」というご家族の思い込みこそが、実は大きな危険信号になり得ることをご存知でしょうか。

高齢者の事故が最も多く発生しているのは、外出先ではなく「住み慣れた家の中」です。中でも「階段」での転倒・転落は、骨折からそのまま寝たきりへと繋がってしまう可能性があり、家の中で最も警戒すべき場所の一つです。

事故のきっかけ(転倒、転落)に関する商品等の上位

今回は、離れて暮らす親御さんを心配する娘・息子世代の皆様へ向けて、次回の帰省時にさりげなく、しかし確実にチェックしていただきたい「階段に潜む5つのリスク」をお伝えします。

帰省時にチェックしたい、階段に潜む5つのリスク

親御さんの日常の動きを観察し、以下のポイントに当てはまるものがないか確認してみましょう。

1. 「腕の力」で上っていないか(筋力低下のリスク)

階段を上る親御さんの後ろ姿を見てください。足の力だけでスムーズに上っていますか? それとも、手すりを強く握りしめ、腕の力で身体を引き上げるようにして上っていないでしょうか。
足腰の筋力が低下すると、階段の昇降はまるで山登りのような重労働になります。踏み出す足が上がりにくくなり、少しの段差でもつまづいて踏み外すリスクが高まります。

2. 足元はしっかり見えているか(視力・空間認識力低下のリスク)

加齢に伴い、視力や空間認識能力は徐々に低下します。特に白内障などの影響があると、明るい場所から薄暗い階段へ移動した際、段差の境界線がぼやけて見えにくくなります。
実家の階段の照明は十分に明るいでしょうか。また、親御さんが一段一段、足元を過剰に確かめるように下りている場合は、段差が見えづらくなっているサインかもしれません。

3. 両手が塞がる作業をしていないか(バランス喪失のリスク)

「階段単体」の昇降ができても、日常生活では状況が変わります。例えば、1階で洗った重い洗濯物を2階のベランダへ干しに行く時や、掃除機を持って移動する時です。
両手が塞がっていると、万が一バランスを崩した時に手すりを咄嗟に掴むことができず、大事故に直結します。

4. 家の設備は親の今の身体に合っているか(環境的リスク)

ご実家を建てた数十年前と今では、親御さんの身体能力は大きく異なります。
「手すりが片側にしかない」「途中で手すりが途切れている」「階段の素材が滑りやすい(あるいは滑りやすい靴下を履いている)」といった環境要因は、体力が低下した高齢者にとっては非常に危険なトラップとなります。

5. 「2階に行かなくなった」という無言のサイン(心理的リスク)

実はこれが最も見落としがちなリスクです。「最近、親が2階の寝室を使わず、1階の居間で寝起きしている」「2階の掃除が行き届いていない」。これは単に「面倒だから」ではなく、階段に対する「恐怖心」や「億劫さ」から来る無言のサインです。
転倒の危険は減るかもしれませんが、行動範囲が狭まることは、身体機能や認知機能のさらなる低下(QOLの低下)を招く恐れがあります。

親は子供に「本当のこと」を言わない

親は子供に「本当のこと」を言わない

これら5つのリスクを踏まえて、「危ないから気をつけてね」と伝えても、多くの親御さんは「わかってる、大丈夫よ」と笑って返すでしょう。
なぜなら、親はいつまでも「子供に心配をかけたくない」「迷惑をかけたくない」と願う生き物だからです。自分の衰えを認めたくないというプライドもあるでしょう。だからこそ、痛みや恐怖を我慢してしまいます。
ご家族が「まだ大丈夫」と思っている時期は、実は親御さんが「大丈夫なふりをしている」時期でもあるのです。

「まだ大丈夫」なうちに、選択肢を持っておく

もし、帰省時に上記のリスクに一つでも気づいたら、「何か起きてから」ではなく「今」対策を考えるタイミングです。
対策といっても、高額なリフォームで寝室を1階に移したり、住み慣れた家を離れて引っ越したりすることだけが正解ではありません。
今の家の間取りを変えることなく、親御さんの「自分の力で好きな時に移動できる自由」と、ご家族の「遠く離れていても安心できる心の平穏」の両方を守る選択肢があります。
それが、いす式階段昇降機「楽ちん号シリーズ」です。

次回の帰省時には、親御さんの言葉だけでなく、その「動き」や「家の中の変化」をじっくりと観察してみてください。その小さな気づきが、親御さんの笑顔と、ご家族の未来の暮らしを守る第一歩になります。

まずは「知ること」から始めませんか?

ご実家の階段に少しでも不安を感じたら、まずはご家族で話し合うための「情報」を手に入れてください。 いす式階段昇降機「楽ちん号シリーズ」のカタログは、写真や図解が多く、親御さんと一緒に見るのにぴったりです。 まだ具体的なご予定がなくても、下記ボタンからどうぞお気軽にお取り寄せください。