【設置製品】エスコートスリム

エスコートスリム
手摺を残した状態で設置
折りたたんだ際の様子

自宅退院に向けて課題になりやすいのは、「階段の昇り降り」です。
これができないと、退院後の生活に大きな支障をきたすためです。
しかし、病気やケガの状況によっては、すぐに回復できるとは限りません。
それでも多くの入院患者さんは、「早く自宅に帰りたい」と思うのではないでしょうか。
そこで今回は、妻の自宅退院に向けて、いす式階段昇降機を設置した札幌市のK様邸の事例を紹介します。

階段昇降機を設置した背景

K様の奥様は、転倒による腰部骨折で入院しており、現在もリハビリに励んでおられます。
早ければ、12月初旬から中旬に退院予定とのことでした。

しかし、K様邸は1階がキッチンや洗面所といった水回り、2階が居間や寝室といった生活スペースという2階建て住宅です。
そのため、自宅退院に向けた病院との話し合いで、病院側からいす式階段昇降機の設置を勧められたそうです。
奥様が1日も早い退院を望まれていることから、K様はいす式階段昇降機の設置を決断されました。

お問い合わせいただいた理由

K様は複数のメーカー・業者のホームページを比較検討したうえで、北海道の施工代理店「北日本メディカル」にご相談されました。
北日本メディカルをお選びいただいた決め手は、次の3点とのことです。

・札幌市内の施工代理店であること
・設置事例を見て、さまざまな工夫がされていると感じられたこと
・納入実績も豊富で安心して任せられると思ったこと

K様邸の設置場所と課題

K様邸における設置場所は、1階と2階をつなぐ16段の直線階段です。

設置前の階段の様子
▲設置前の階段の様子


一見すると何も問題がなさそうに見えます。
しかし実際には、1階と2階のフロアには床暖房が入っているという課題がありました。
床暖房の場合、レールの架台をフロアに直接固定すると、床下の配管や設備を傷つけてしまうリスクがあるためです。

また、1階の階段横には引き戸があり、通常のレールを設置すると生活動線を塞いでしまうのも課題でした。
ちなみに、北海道における床暖房の普及率は21.0%(2014年時点)です。
道内では決して珍しくない条件であり、同様のお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

設置機種:エスコートスリム

これらの課題を解決するために採用したのが、屋内・直線階段用いす式階段昇降機「エスコートスリム」です。

選定の決め手は次の2点です。

オプションに折りたたみ式レールがあること
設置までがスピーディーなこと

北日本メディカルではエスコートスリムの在庫を常時確保しており、約7営業日で設置できます。
早期の設置については、多くのお客様からご好評をいただいております。

エスコートスリム
▲エスコートスリム


2階呼び送りスイッチと本体キー
▲2階呼び送りスイッチと本体キー


エスコートスリムの特徴

・5色からお好みの色を選べる
・コンパクト設計で設置後も階段を広く使える
・2段階のいす回転機能で乗り降りしやすい
・キースイッチで誤操作を防げる
・上下階呼び送りスイッチが付属している
・操作が簡単なレバースイッチを採用している
・足のせ部分とひじ掛けが連動する
・オプションに手動式折りたたみレールがある

設置工事での工夫ポイント

設置工事で工夫したポイントは、以下の3点です。

①床暖房を傷つけない固定方法
架台は床面に直接固定すると、床暖房設備を破損する恐れがあるため、1階は2段目・3段目、2階は14段目・15段目に設置しました。

この工夫によるメリットは以下のとおりです。

・レールをしっかりと固定
・床暖房設備を一切傷つけない
・床の張替え・配管工事などが不要

このように、安全で無駄のない施工を心がけています。

1階の手動式折りたたみレールと架台
▲1階の手動式折りたたみレールと架台



②手動式折りたたみレールで動線を確保

1階は階段のすぐ先に引き戸があるため、通常のレールでは通行の妨げとなります。
そこで手動式折りたたみレールを採用し、未使用時はレールを折りたたむことで、日常生活の邪魔にならないようにしました。

折りたたんだ際の様子
▲折りたたんだ際の様子



③手摺を残したまま設置
エスコートスリムのレールの出幅は、標準のレールであれば100mmです。
しかし、今回の事例では手動式折りたたみレールを採用したため、レールと壁の距離が通常よりも広がり135mmになりました。
この結果、手摺と本体が干渉することなく、手摺をそのまま残した状態で階段昇降機を設置できました。

手摺を残した状態で設置
▲手摺を残した状態で設置



また、玄関の上り框にはスロープを設置し、屋内外ともに移動の安全性を高めています。

設置後のご感想

奥様はまだ退院前のため、今回はご主人から次のようなご感想をいただきました。
自分が思い描いていたとおり、スムーズな乗り心地でした。

特にご主人が喜ばれていたのは次の2点です。

既存の手摺を残したまま設置できたこと
床暖房を守りながら、張替えや配管交換などの大掛かりな工事をせずに済んだこと

K様は当初、「1階・2階に床暖房があるので、設置は難しいのではないか?」と不安に思われていたそうですが、実際の仕上がりをご覧になり大変ご満足いただいています。

「設置できない」と思わずに、まずはご相談ください

今回のように、階段昇降機の設置が困難と思われる場合でも工夫次第で設置できるケースはあります。
うちは無理かもしれない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
現地調査から最適なご提案まで、専門スタッフが丁寧に対応いたします。