病院で測ると血圧が高いのはなぜ?「白衣高血圧」のフシギ

病院で血圧を測ってもらったら、家にいる時より高かった。そんな経験はありませんか? 
それが「白衣高血圧」です。英語ではwhite coat hypertensionといいます。その名の通り医師や看護師の白衣を見ると、緊張して血圧が上がってしまうことがあるのです。
白衣高血圧は、家庭での血圧が正常範囲ならばそれほど気にすることはありません。
日本老年医学会が公表している「高齢者高血圧診療ガイドライン2017」
でも、診療室血圧と家庭血圧の診断が異なる場合は家庭血圧の診断を優先するとしています。

反対に、普段は血圧が高いのに病院で測ると正常値になる人もいて、これを「仮面高血圧」といいます。朝や夜は高血圧だが昼間は正常値ということです。こちらは危険な病気のシグナルかもしれないので医師の診断が必要です。

ところで皆さんは、自分のふだんの血圧と基準の血圧を知っていますか? 
前記ガイドラインでは、血圧の基準を診察室血圧で140/90、家庭血圧は135/85としています。仮面高血圧と高血圧は治療対象となり、白衣高血圧は臓器合併症がない場合には経過観察でよいと書かれています。

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高齢者高血圧診療ガイドライン2017 日本老年医学会
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tool/pdf/guideline2017_01.pdf

 

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